フィールドスタッフブログ
2014/12/08

『三道 竜也の釣行記 12月シーバス編』 (三道 竜也)

秋のシーバス最盛期も、いよいよ後半戦

産卵の為に移動し始めるシーバス達・・

エリアによっては極端にシーバスが減ってしまい苦戦を強いられる事も多く

アングラーには辛いシーズンとも言えます。

しかしシーバスの移動ルートやコノシロに代表されるベイトの有無を

しっかりと把握してればランカ―に出会える確立も高いシーズンでもあるのです。

今回は徹底的にランカ―サイズのみを狙う苦行の干潟編です。

今回はランカ―を狙って行く上で必要になるタックル

現在数種類のサンプルロッドを実釣テストしているのですが

自分が最も理想とするロッド、シードライバー「NSDS-87L-ML」

改めて使用し今後の参考にしようと考えていたのです。

フィールドは前日からの雨で薄ら濁った状況

偶に「干潟は濁ると釣れない」等と聞いたりしますが

全くそんな事はなく、澄んだ時と同じ釣りを展開するから

濁ると食わせられていないと言うのが本質だと感じます。

下げ潮に合わせブレイクと瀬の隣接するエリアに向かい流れが効いてきた所で実釣開始。

今回は完全なランカ―ハンティング

現状スピニングで限界とも言える15センチのビッグベイトを

無理やりキャストし上流から瀬に向かって流し込んでいく

しばらくすると流れが巻くエリアが出て来たので上手く流し込んでいくと・・

「ドスッ」

圧し掛かる様な重いバイト。

ラインスラックを回収してガッチリとフッキング!エラ洗いの音からも結構なサイズ。

流れを上手く使って一気に寄せてランディング

 

 

70センチ位と良型ですが今回はランカ―狙い・・地合が終わる前に次を狙います。

今度はクロス気味にキャストしてルアーが流れを掴んだら

ラインを張るだけでひたすら流して行くとターンする寸前で

「ガツン」

トルクのあるファイトから期待するも・・

 

 

ギリギリ届かないサイズ・・

下げの流れが強く効いてきたので少し移動し水中に張り出した地形のあるエリアへ

リップレスミノーに換えアップ方向に投げ流れを切る様に早めのリトリーブを繰り返す。

スレたランカ―を獲る為には考える時間を与えない早めのリトリーブで

鼻っ面を通し瞬間的に食わせるのも一手。

地形変化を狙った数投目に・・「ガツッ」

固い金属的なバイト!

フッキングするとラインの入射角は変わらずロッドだけが曲がる。

ゴバンゴバンとゆっくり、そして重い音から確信する。

「これはデカイ・・」

何度も流芯に入られながらも慎重にファイト。

そして向こうの隙を見て一気にランディング!

 

 

厚い顎にデカイ頭

片手で持ちあげるのも大変な重さに嬉しさも込み上げる。

 

 

個人的な意見では大型の警戒心が強いシーバスを干潟で狙う場合

1投目から釣る気持ちで行く事が重要。

うっかり小型のシーバスを掛けて水中を暴れさせれば

その周辺に居るシーバスは必ず警戒する。

キャストに関しても同様で最初から沖にフルキャストして掛けてしまえば

寄せて来る間に居たシーバスも居なくなってしまう・・

まずは近くのポイントから攻める事

そして小型が見切る釣りをする事で確立を上げる事も重要

ボコボコ釣れる時に以外とランカ―が混じらないのも上記の理由が原因一つ。

キャストする前からランカ―ハンティングは始まっている。

狙って獲りに行く強い意志が重要だったりするのです・・

 

 


釣行日 11月30日

釣行場所 千葉県 盤州干潟

気温 12度

釣行6m

 

【使用タックル】

ロッド シードライバー「NSDS-87L-ML」

リール 中型スピニングリール

ライン スーパーファイヤーライン 0.8号(クリアー)

リーダー プロトリーダー20lb

使用ルアー リップレスミノー・シンキングペンシル等

 



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