２０１０ＵＳ. ＯＰＥＮ参戦記( 最終日編) (岡田 安弘)

皆さんこんにちはフィールドスタッフの岡田安弘です。長引いてすいません。

総合１４位で迎えトップ１０カットも優勝争いも諦めず疲労もピークを越えていましたが

気力だけで最終日も全力で戦ってきました。

この日のパートナーはベン。なんとしてもリミットをとろうと伝え気合い充分３フライト２番でスタート！

フライトが早くまだ太陽がのぼりきってなかったので日陰の多い会場対岸のガレ場をトップ&スピナベから流していきました。

さすがにプレッシャーもかかり風が全くなかったので早めにライトリグにシフト！

最終日タフったら絶対にやろうと決めていたGULP！を投入しタックルバランスもライトアクションのロッドに

４ｌｂライン５ｇシンカーのジャパンスタイルに!昨日ライブウェルにバスが吐いた大量のザリガニを見てピンときました。

これや!と思GULP！ワッキークローラーのカモカラーをチョイス、このカラーがミードのザリガニそのものでした。

ファーストフィッシュは１ｌｂ半のレギュラーサイズキーパー!流石にガルプ！バイトの数がハンパじゃないです。

唯一のデメリットはサイズと魚種が選べないことでノンキーを含めスモールマウスにブルーギル、キャットフィッシュにス

トライパーと何でも来ます(爆)とにかく釣って釣って釣りまくり１１時にはリミットメイク!最低目標はクリアしましたが

ウエイトが５ｌｂジャスト位と低くとにかく少しでもウエイトを上げる為に何度も入れ替えをしていきましたがプレッシャーも

あってかこの日は２ｌｂ台の魚が遠く感じました。

帰着が早かったのでラストの一時間は一発勝負！

スピナーベイトをひたすら投げ倒しましたが何も起こらずまだ終わりたくない気持ちを押し殺し帰着となりました。

この日もトラブルがありベンがライブウェルのコックを開けっぱのままウェインに行き一本がデッド！

なにしてくれとんねんとも言える余裕もなく泣く泣く検量ステージへ！ステージ上でめっちゃ謝ってきたので気にすんなよと！

言うとベンが「今日は日本から来たパートナーに感謝したい、沢山釣るし良いスポットを絞り出してくれて

スゴイエキサイティングだったよ」と言ってくれた。

こんなん言われたら怒れんでしょ!?気になるウエイトは５ｌｂ７.０ｏｚデッドのペナルティーマイナス２.０ｏｚで５ｌｂ５.０ｏｚ!

３日間のトータルウエイト２４ｌｂ０３ｏｚとなりました。

ドキドキのままホテルに戻り表彰式へ!入賞圏内３０位と発表されていたのですが定員が少ないため２５位までと

アナウンスされ僕の名前は無情にも２６位で呼ばれました。

残酷ですが現実です。はっきり言って悔しすぎます。

デッドがなければとか二日目のトラブルがなければと頭をよぎりダメだとわかっていながらタラレバばかり考えていました。

溢れた感情は大粒の涙となって現れました。悔しい！ただそれだけ。でも周りいたみんながgoodjob！と声をかけてくれ、

よく頑張った！お前は男だ！来年も必ず帰ってこいよと称えてくれました。

帰国してからわかったのですが総合２７位だったみたいです。まぁどっちにしろ悔しさは変わりませんけどね。全力でしたよ！

僅か２ｏｚ差、されど２ｏｚ、この差が今の自分の実力だと自覚し次へのモチベーションとなりまた頑張っていける気がします！

日本から沢山の方々に電話やメールで激励して頂き本当にアメリカでのパワーとなりました。

僕一人では間違いなく実現できなかった夢を後押しして下さり、協力、アドバイスして頂いた全てのみなさんにこの場を

お借りして感謝したいと思います。

本当にありがとうございました！こんなええ経験できた僕は幸せ者です。これからも全力で頑張ります！!

＜タックルデータ＞
ロッド： ６４Ｌ
リール： ２５００番
ライン：バニッシュウルトラ４ｌｂ
ルアー： GULP!ワッキークローラー(カモ)５ｇドロップショット