フィールドスタッフブログ
2013/04/25

『ファンタジスタのNEWシリーズ X-GLAIVE』 (国保 誠)

間もなく皆さんのもとにお届けできるファンタジスタのNEWシリーズとなるX-GLAIVE

今回はなぜX-GLAIVEができたか、そして何が違うかについて書きたいと思います。

X-GLAIVEは琵琶湖を中心としたフィールドで、ナノコンポジションカーボン、

そしてマイクロガイドシステムといった最新の技術を採用しどこまでビッグバスに

主導権を握られないトルクフルさとタフさを追求しながら、

ウィードをほぐすようなタッチで釣る繊細さと、ウィードの小さな変化を感じ取る感度とを

高いレベルで共存させることができるかを最重要課題して開発をスタートさせました。

 

 

 

いうまでもなくナノコンポジションカーボンを使用することで軽量化と強度アップという

相反する要素を手に入れることができるのですが、それだけではやはり物足りなく、

そのマテリアルをいかに琵琶湖向けなトルクフルなロッドにしていくかというところで

マテリアルの弾性率や巻き方を試行錯誤しテストを繰り返してきました。

 

 

そして難問だったのがマイクロガイドシステムのセッティング。

多くのメリットがある反面デメリットもあるマイクロガイドセッティングを琵琶湖向けの

セッティングで作ることはできないかと試行錯誤したのです。

琵琶湖で釣ることを考えるとまずフルキャスト時の伸びやボリュームがあるルアーの

キャスティングのしやすさ(バックラッシュのしにくさ)といった点で、

この点ではガイドサイズとガイドの個数、そしてバット部からベリーにかけてのガイドの

絞り込み方を工夫することで従来のガイドセッティングとほぼ変わらないかそれ以上に

飛距離を伸ばすことが可能になりました。

 

そしてマイクロ化しシャープになりすぎてウィードのソフトなタッチ感が

消えてしまうことがないようにティップ部分のガイドサイズ、個数を見直しウィードの

スタック感を感じとりソフトにほぐすことができるティップセクションにすることができました。

そしてマイクロガイドシステムにすることでガイドの個数が増えロッドパワーの向上という

メリットを大きく伸ばすことができる琵琶湖向けの

オリジナルのマイクロガイドセッティングが出来上がったのです。

 

このセッティングは僕自身かなりの可能性を感じていただけに様々なパターンを

とにかく細かく検証するためにピュアフィッシングロッド開発担当者にお願いし、

多くのガイドを送ってもらい自分自身でテストを繰り返したことから

かなり自信のガイドセッティングとなっています。

 

間もなく発売となるファンタジスタ X-GLAIVEのトルクフルさとタフさ、

そして相反する要素の繊細さと感度の高いレベルでの融合を感じとって

さらにビッグバスを手にしていただければと思います。

 

 



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