渓流において重要な戦略はピンポイントに正確にルアーをキャスト出来ることが第一です。 スピニングタックルでも熟練すればもちろん可能ですが、ベイトタックルのアキュラシー性能の良い所は余計なラインスラックが出ない事。スピニングリールでは難しいラインスラックを極力抑えたキャストや低弾道キャストにより、ルアー着水と同時にルアーにアクションを与えられます。しかも着水と同時にヒットする場面にも対応できます。
スピニングタックルではワンテンポ遅れていた事が渓流ベイトタックルを体験すると良くわかります。スピニングタックルでの着水後の僅かなタイムラグが1日では大きな差となります。着水後から瞬間的にルアーアクションを与えられるベイトタックルは渓魚を誘い出す短いリトリーブコースを最大限有効に利用する事が可能です。 手返しのはやさ、ダイレクトな感度、キャストする楽しさ ベイトタックルのメリットはアキュラシーだけではありません。スピニングタックルに比べても、圧倒的に手返しが早い事。リズム良くポイントを撃ち、釣りのテンポを崩しません。ベイトタックルは5~6ポンドクラスの太目のラインを使用可能です。太目のラインにより大胆にボサ、オーバーハングの下にキャスト出来、仮にルアーが根がかりした際も回収率が格段に上がります。ルアーをロストせずに釣りのリズムが崩れない事も大切な要素。 細いラインのスピニングタックルと違い、太目のラインを使用出来る事により思わぬ大物にも余裕で対応できます。 ベイトリールの構造上、スピニングリールにはないメリットがあります。
1つめはラインがヨレるトラブルがなく、1日快適な釣りが楽しめる事。
2つめはダイレクトな高感度と操作感。 ベイトリールはラインがスプールにダイレクトに巻かれる為に、スピニングリールでは感じとりにくい、リールでルアーのアクションや流れの変化、バイトをダイレクトに感じ取る事が可能です。 またベイトタックルを使う非常に大きな理由として『キャスト自体が楽しい』という点も挙げられます。自分の狙ったポイントに思い通りにキャストしイメージした通りのストーリーで魚が釣れた時の楽しさはベイトタックルを使う事で倍増します。




ベイトフィネスの究極形といえるLTZのパフォーマンスは渓流域においても非常に大きなメリットを生み出します。高回転オープンベアリング(BF-XTボールベアリング)を装着し、限界まで切削された軽量超々ジュラルミンスプール。早すぎる無駄な高回転をカットするゼロブレーキシステム。強めの磁力を遠くから掛けるチューニングされたゼロブレーキシステムにより、ノントラブルで3gのルアーを正確にポイントにキャストが可能です。
コンパクトなボディにギア比8.0:1のハイスピードギアを装着。アップストリームキャストでも余裕のリトリーブスピードです。

 かつてはベイトタックルのメリットを理解していた一部のコアなトラウトアングラーが使用していた渓流ベイトタックル。近年の目覚ましいベイトリールの進化によって、「渓流トラウトはスピニングタックルオンリー」という考え方から「渓流トラウトのベイトタックル」と言う新しい選択肢が確実に定着して来ています。 LTZはベイトフィネスの究極形といえる卓越した性能を持ったリールです。 バックラッシュが全くなくなったとは言いきれませんが、適切なブレーキセッティングとベイトリールの特性を引き出す専用ロッドの使用により、限りなくノントラブルで使えるようになりました。
使い込めば使い込むほどに、その快適な操作性とアキュラシーの高さ、キャスタビリティーの良さ、圧倒的な手返しの速さを実感出来るようになります。ベイトタックルを渓流で使うメリットとキャストする楽しさ。あなたも渓流ベイトタックルでLTZの高性能と楽しさを是非体感してみてください。

 

山本 博紀

群馬県在住。かわせみ倶楽部所属。
渓流域のトラウトからレイクトローリングまで様々なフィールドで活躍するトラウトアングラー。 渓流トラウトにおけるベイトタックルのメリットにいち早く着目し、長年渓流ベイトタックルに こだわり続けて来たエキスパートアングラー。