『X-Glaive FXC-72M マルチアーマメント レポート』 (宮廣 祥大)

毎年恒例となる桧原湖遠征ガイドからのレポートです。

タイミング的に梅雨の影響もあり雨やローライトコンディションとなったことから

ハードベイトゲームで楽しむべくスピナーベイト3/8～3/4ozや

スピンテールジグ12&18gのリアクション展開をトライ！

スピナーベイトは水面下を高速リトリーブでアプローチしスピンテールジグは

リフト＆フォールからのバイトをフッキングさせていくわけですが、

バイトアタックスピードの速さゆえかミスバイト＆フックアウトがどうしても

多発してしまう状況が多いことからエックスグレイヴのマルチアーマメント72Mをセレクト。

高弾性や中弾性のM～MHパワークラスだとルアーアクションの感触は伝わりやすいものの

ハイスピードアタック＆ショートバイトフッキングしてからの強烈な突っ込みでは

素材の反発力の強さゆえフックアウトしてしまう確率が高くキャッチ率が低くなってしまいます。

そんなスモールマウス特有のバイトアタックのシビアさやショートバイトからの強烈ファイトの

やり取りにマルチアーマメントの低弾性カーボン素材＆スローテーパーデザインのしなりが

大きくフォローしてくれます。つまり低弾性素材によるダルさが速いアタックを吸収し、

素材＆スローテーパーで魚のファイトを吸収することで暴れさせることを軽減。

琵琶湖などのディープレンジでスローロールアプローチする状況とは違いフッキングで

掛けるというよりも、シャローでの比較的テンポの速いアプローチにはハイスピードアタックバイトや

ショートバイトでのファイトに対してオートマチックに吸収し仕事してくれる低弾性カーボンがベストマッチ。

72のレングスを感じさせない手返しの良いバランス設計なのでオープンウォーターのみならず

アキュラシーシチュエーションにも対応できます。

スモールに限らずラージ展開も同様にセレクトできるのでこの様な状況にタックルセレクトの

重要性を体感していただければと思います！

宮廣  祥大