フィールドスタッフブログ
2017/06/14

『三道 竜也の釣行記 6月シーバス編』 (三道 竜也)

三道 竜也の釣行記 6月シーバス編

 

 

釣行日  5月21日

釣行場所 東京湾 港湾部

気温   26度

風速   4m

 

使用タックル

ロッド 9.9ftプロトロッド

リール レボ・MGX3000SH

ライン スーパーファイヤーライン 0.8号

使用ルアー 28g~40gスピンテール等

 

 

季節は初夏。

最近は真夏かと思う程の暑い日もあり海水温も急上昇!

港湾部にはイワシも寄り始めデイゲームが楽しくなる時期。

今回は港湾部でのデイゲームです。

 

 

フィールドに到着し海面を眺めると意外と澄んでいる。

特にベイトは見当たらないけど潮の変化を探して釣り開始!

今回のフィールドはボトムの変化は少なく

岸際のテトラ帯か沖の潮流の変化を狙う事が多い。

 

 

今回は自分が理想とするデイゲームロッドのプロトが届いたので

ロッドのコンセプトにしている「沖のディープで繊細な操作」が

どこまで可能なのかを確認する為、沖のディープを集中的に攻める。

近年、多くのアングラーがシーバスのデイゲームを楽しむようになり

当然フィールドにはスレたシーバスが多くなる。

 

 

沖のディープエリアにはまだ攻めきれていない場所も多いのだが

極端な話、1オンス(28g)超えるルアーを

「50m沖の水深10m以上のディープ」で繊細に操作しつつ

シーバスのカンヌキにしっかりフッキングさせるには

現在主流なレギュラーテーパーの良く飛んで感度が良いだけのロッドでは

正直無理があり、食わせる事が出来てもしっかり刺さっていないので

ジャンプ一発でポロリと外される事が増えてしまう。

 

 

つまり、操作性の良いティップとガッチリ掛けれるベリーが必要になり

極端なファーストテーパーが求められる。

 

 

おまけにグリップは長すぎると著しく操作性が落ちるので

ショートグリップが好ましいのだが

10ftのブランクで固めの超ファーストテーパーにショートグリップでは

あっと言う間に手首を壊す危険なセッティングでもある。

 

 

しかし折角「超軽量・高強度」の新製法ブランクならば実現可能ではないか?

現在でテスト期間は3年目・サンプルロッドは5本目になる。

 

 

上手い事、沖に良い感じの潮目が入ったので

28gのスピンテールで8m付近のボトムでシェイクしながらボトムタッチさせると

「モゾ・・」と違和感

ベリー部で貫く様にフッキングさせてファイト開始

流石夏の魚!何度もエラ洗いをされるもバレる事なくランディング

自分のイメージとロッドが、かなり近くなったと実感。

「このロッドでないと釣れない」なんて言うつもりはないけれど

目的に合わせたロッドでこそ獲れる魚がいるのも事実。

同様のパターンでボトムを刻んで行き

もう一本追加

現在、最も細分化されたルアーフィッシングのブラックバスの世界は

ただ「ワーム用」ではなくノーシンカーやダウンショット・ジグヘッド等

細かく再分化され使い分けられている。

シーバスの世界も今後は細分化されたロッドが求められるのではないかと

日々感じています。

完成には、まだ時間が掛かりそうですが突き抜けたロッドになることは

間違いないと思います。

 

それではまた次回・・



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