フィールドスタッフブログ
2015/10/15

『[琵琶湖のシャローから] 10月〜NBC近畿Aブロック大会 準優勝レポート』 (中村 大介)

みなさん、こんにちわ、中村 大介です。

先日の琵琶湖での試合、京都チャプターでの年間成績により出場できた「近畿Aブロック大会」で準優勝できました!

(最近、準優勝が多いです、京都チャプターが連続2位、京都チャプターの年間の2位、そして今大会。1位も獲りたいですが、魚釣りの場合、対戦型のスポーツと違って最後は狙いきれないので、十分納得です。)

 

10/11 NBC近畿Aブロック大会(京都・琵琶湖・西の湖チャプターの上位15%の選手が出場)

4250g/2本 〜 2位/25名

 

•フィールド概況

減水が進行。

マイナス35cmを超えてきていて、同時に、放水も抑えているので、アオコも発生するくらい水質の悪化が進行。

また朝の冷え込みが厳しく、昼夜の温度差が10度以上。

シャローを釣っていても厳しいが、南湖が全体に厳しい状況で、3kgで優勝ではないかとも言われていた。

当日の朝に数時間の雨があり、また昼近くからは西寄りの強風。

 

•戦略

一発勝負の大会ということで、優勝を狙っての展開を意図。

プラクティスからは東岸シャローは確率は低いがビッグフィッシュ、西岸ではキーパーが少し高い確率で獲れそうな気配(どちらも、大して釣れないが)。

よって、メインは東岸で、そこでの展開次第で、西岸に走ることもオプションとして考えていた。

唯一の味方は雨で、当日の朝の雨により、その水を好むか、嫌うか、どちらにせよ魚のポジションが少し絞りやすくなる要素になる。

また雨が上がって、水温が少しづつあがっていくという地合いの変化、つまり魚が勝手に変わってくれるので、基本的に大きな移動をせず、いいところをじっくり釣るのがカギ。

(渋い地合いと短めの競技時間ゆえ、ルアーを長い時間水に浸けておきたいという意図もある。)

 

•当日の展開

朝一から、東岸のヒシモマットへ。

前日は人が多かったエリアだが、当日は数名が釣りをするだけ(このエリアが大して釣れてないのだと思う)なので、狙いのストレッチにまっすぐ入る。

200mほど、少し広めに釣るエリアを設定して、丁寧にゆっくりと流していく。

このエリアに、魚はいくらかいるけれども、魚が積極的に追ってくれる感じでないので、目の前に落とせるように細かく撃っていく、というイメージ。

3/4ozと1ozのテキサスリグを細かく持ち替えながら、スパイダーワイヤーインビジブレイドのハリと滑らかさを活かして、枯れ始めているヒシモにもできるだけするっと落としていくことを意識。

 

8時頃に釣りを開始、30分ほどで、フォール中にバイト!

ひったくる手応えが、いいサイズの魚を予感させたものの、フッキングせず。

それでも、やっていることはあっている、という確信のもと、バイトのあったポジションを参考に丁寧に打ち続けると、9時前に着底時に違和感が出るバイト。

フッキングと同時にヒシモの奥にものすごい突っ込み。

こういう時に、BLACK9の剛性は安心感があります、魚をしっかり受け止めてくれる感覚、必要以上のドラグのすべりもありません。

突っ込みに耐えて、ロッドでヒシモごとゆっくりと引っ張り出してキャッチしたのは2500g!

 

この一匹を活かすには、次が大切、と気を緩めずに丁寧に釣りますが、バイトが実に遠い。

同じストレッチを流し直しても、バイトは出ないし、念のために見に行った、他のストレッチには生命感がない。

実に3時間近くバイトがない昼前、悪いことに強い西風、それも防寒着を着る必要がある冷たい風が吹いてくる。

風を避けるために西岸に走ることもよぎるが、あまりに東岸に選手が少ないことから西岸にはバッティングの危険もあり、またバタバタした展開を嫌って、東岸でやろうと決意。

メインのストレッチをよく観察すると風の当たっていない箇所もある。

雨を味方に、風と喧嘩せず。

同じストレッチに3度目のアプローチだけれどもまた状況は変わっていると感じ、雰囲気を観察しながら、可能性があるスポットを丁寧に。

すると朝一番にバイトがあったスポットの近くで、フォール中に糸が跳ねる。

これをバイトと感じてフッキングすると思いの他の重量感。

ヒシモから一気に引き離せたので、そのまま抜いた魚は1700g!

 

さらにもう一度、流し直す時間はあったので4回目も丁寧に釣ったのですが、バイトはそこまで。

そして、結果は、優勝と650g差の2位。

もう一匹で届いたスコアではありましたが、僕なりにしっかりと釣れたので、納得をしています。

この夏から秋の成績は自分でも誇りに思えるものですし、こういう釣りをしていれば、またどこか、大切な大会できっと優勝できる日もあるはず。

 

 

今回のような厳しいフィールドコンディションに際しては、道具に関して100%の自信が前提になります。

僕は今、オリジナルのフリッピング・スティックに、BLACK9、そしてスパイダーワイヤー・インビジブレイドを合わせるセッティングに何の迷いもありません。

BLACK9の剛性と精度、スパイダーワイヤー・インビジブレイドのハリと滑らかさ、フリッピングにおいて、ぜひお試しいただきたいです。

 



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